導入
「目が見えない人間が、どうやって犯人を追い詰めるのか?」
そんな設定だけで、すでに面白そうな予感がしませんか? 今回ご紹介するのは、韓国の大ヒット映画を日本でリメイクした『見えない目撃者』です。
主演の吉岡里帆さんが、視力を失った元警察官という難役に挑み、これまでのイメージを覆す気迫の演技を見せてくれます。観終わった後、あなたの「音」や「気配」に対する感覚が変わってしまうかもしれません……。
あとは個人的に準主演?(笑)のワンちゃん「盲導犬のパル」も見どころです!
あらすじ:闇の中に潜む真実
自らの過失で弟を亡くし、自らも視力を失った元警察官候補生のなつめ(吉岡里帆)。ある夜、彼女は車の衝突事故に遭遇します。車の中から聞こえてきたのは、助けを求める少女の微かな声。
「誘拐事件だ」と直感したなつめは警察に通報しますが、彼女が「盲目」であることを理由に、警察は真面目に取り合おうとしません。 そこで彼女は、現場に居合わせたもう一人の目撃者、スケボー少年の春馬(高杉真宙)を必死に探し出し、独自に捜査を始めます。しかし、それは残酷な連続殺人鬼の標的になることを意味していました——。
ここが凄い!3つの見どころポイント
① 視覚を使わない「斬新な映像表現」
「目が見えない」主人公が、聴覚や嗅覚を頼りに周囲をどう認識しているか。それを映像化した演出が実に見事です。読者もなつめと同じ視点(感覚)に立たされるため、暗闇の向こう側に誰かがいるかもしれないという恐怖が、通常のサスペンスの何倍もリアルに襲ってきます。
② 吉岡里帆の「静」の熱演
視線を固定し、五感を研ぎ澄ませたなつめを演じる吉岡里帆さん。その「見えていないはずなのに、何かを感じ取っている」表情の演技には圧倒されます。過去の罪悪感に苦しみながらも、必死に少女を助けようとする彼女の強さに、胸が熱くなります。
③ 容赦ないスリラー演出とバディの絆
本作は、日本のサスペンス映画の中でもかなり「攻めた」描写が多いのが特徴です。殺人鬼の狂気がじわじわと迫りくる展開は、手に汗握ること間違いなし。また、最初は非協力的だった少年・春馬が、なつめの「目」となって成長していくバディ要素も大きな見どころです。
筆者の正直な感想(レビュー)
正直、中盤からの緊張感で肩がバキバキになりました(笑)。 犯人がすぐそばまで来ているのに、主人公だけが気づけない……あの「もどかしさ」と「恐怖」の使い方が天才的です。
単なる犯人探しではなく、光を失った女性が再び自分の人生を歩み出す「再生の物語」としても非常にクオリティが高いと感じました。残酷なシーンもありますが、それ以上に物語の構成がしっかりしているので、最後まで一気に見せてくれます。
まとめ:こんな人におすすめ!
『見えない目撃者』は、以下のような人に全力でおすすめします。
- 「設定の勝利」と言える、練り込まれたミステリーが好き
- 最後までハラハラしっぱなしの緊張感を味わいたい
- 吉岡里帆さんや高杉真宙さんの、新境地の演技が見たい
暗い部屋で、できればヘッドホンをして視聴してみてください。なつめが感じる「音」の世界に没入でき、面白さが倍増しますよ!



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