東野圭吾原作、「祈りの幕が下りる時」を映像化したものです。元々、ドラマの加賀恭一郎シリーズ(新参者シリーズ)の完結作となります。
2010年ドラマ「新参者」から始まり、完結を迎えるこの作品は2018年。約9年もの間、スペシャルドラマと映画を含め放映・上映されてきました。
なので、できればドラマ(新参者)とスペシャルドラマ2本(眠りの森・赤い指)、映画(麒麟の翼)から追ってもらうほうが加賀恭一郎というキャラクターや彼の周りとの関係性がわかり、より話に没頭できるかと思います。
人形町の刑事、加賀恭一郎。彼はなぜこの町に来たのか?そして、今回の物語で起こった殺人事件の容疑者は消えた母とある繋がりを持っていた。容疑者と母の関係とは?
そして、その事件を解決するキーとなるのは ” 誰 ” なのか?
加賀恭一郎シリーズ、最後の事件が幕を上げる。幕が下がる時、明かされる真実とは?
あらすじ
東京都葛飾区のアパートで東京に縁もゆかりもない志賀県在住の女性、押谷直子が遺体となり腐敗した状態で発見される事件が発生。彼女はなぜ東京に来たのか?そして、なぜアパートで遺体となり見つかったのか?
事件の捜査を進めていくうえで容疑者としてアパートの契約主でもある正体不明の男、越川睦夫が浮上する。その男の部屋のカレンダーには月ごとに東京にある12個の橋の名前が書かれていた。
そして、物語は新参者として日本橋署へ赴任してきた加賀恭一郎の16年は行方知れずとなっていた彼の母、田島百合子につながっていく。10歳の頃に蒸発し消えた母の死後、連絡を受け彼女の元へ駆けつけた、加賀恭一郎。質素な部屋で暮らしていた彼女の部屋のカレンダーにも12個の橋が書かれていた。
容疑者と母のつながりとは。その謎を追い求め、加賀恭一郎は事件に挑む。
登場人物
・加賀恭一郎(阿部寛)
日本橋署の刑事。嘘を見抜く敏腕刑事。母に関与する事件として捜査に加わる。
・松宮脩平(溝端淳平)
警視庁捜査一課の刑事。アパートで起きた殺人事件の担当となる。恭一郎とは従弟の関係。
・田島百合子(伊藤蘭)
加賀恭一郎の母。恭一郎が10歳の頃、姿を消す。その理由は?
・綿部俊一(???)
殺人事件が起きたアパートの契約者。消息を絶った百合子と面識がある。その正体は?
・浅居博美(松嶋菜々子)
舞台演出家。両親の離婚と父の自殺で養護施設で過ごす。被害者の押尾道子とは同級生の関係。加賀恭一郎とは舞台の演出の協力を依頼したこともあり面識がある。
・押谷道子(中島ひろ子)
滋賀県在住の博美の同級生。俊一のアパートで死体となり発見される。
感想(ちょっとネタバレあり)
ドラマ、新参者から始まった加賀恭一郎シリーズの最終章。これまでの作品ではつかみどころないが、人の思いを読み取る人情にもあふれる優秀な刑事としての姿が中心に描かれていたものでした。
ですが、この映画では加賀恭一郎という人間のストーリーが描かれているものです。複雑な家庭環境の中で彼自身が家族に同様な思いを持っていたのか、どのような答えを求めていたのかが中心に描かれている作品でした。
この作品ではある殺人事件をもとに自分の家族にも関わりのある事件へと発展していくのですが、普段の作品と比べ、余裕のない様子がうかがえます。彼であっても身内や自分の追い求めているものを前にしたとき、なかなか見えない答えがあることに人間味を感じました。
注目するポイントとしては、
・殺人事件の現場と失踪した百合子の部屋のカレンダーに書かれた12個の橋の謎
・謎の男、綿部の正体と百合子の関係
・博美と恭一郎の面識は果たして偶然だったのか?
・事件の全貌を明らかにするキーは ”誰” なのか?
・百合子はなで愛している息子、恭一郎のもとを離れたのか?
ポイントと言いながら結構多くなっちゃいましたが、それだけ注目するポイントがあるということです。小泉構文みたいになっちゃいましたね(笑)
新参者シリーズから追っていった身としては作品の完結はうれしいような寂しいような複雑なものはありますが(もっと見ていたい)、最後にこのような最高の形で完結を迎えられ、それを見ることができよかったと思いました!
この作品を多くの人に見てもらえるきっかけになればと思いブログに上げました!
それでは👍



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